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男女共同参画 Gender Equality

八戸工業高等専門学校の男女共同参画は、平成25年度に設置された男女共同参画委員会を中心に推進されています。おもな役割として、以下の3つの項目をあげることができます。

  • 本校教職員のワーク・ライフ・バランスの推進
  • 女性研究者の研究支援
  • 女子学生のキャリア支援

男女共同参画(gender equality)とは

男女共同参画(英語ではgender equality=性別における平等)の基本理念となっているのは、日本国憲法第13条における「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」および、同第14条第1項の「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」というものです。つまり、個人の尊重と、性別における平等が、憲法によって宣言されているのです。

いっぽう、憲法発布から70年以上経った現在でも、必ずしもすべての領域で性別における平等が実現できていない、という現状認識があるわけです。
どのようにしたら、あらゆる個人が同じように尊重される社会を実現することができるのか、ということが、男女共同参画の壮大な課題です。

高等専門学校の男女共同参画

国立高等専門学校は、その多くが工学系の教育を目的として設立されました。当初から男女共学校として出発していますが、工学は現在でも最も女性研究者の少ない分野の一つです。
国立専門学校機構は平成23年3月に「男女共同参画宣言」を発表、各校における男女共同参画の推進を後押ししています。

北東北の女性研究者支援

八戸高専は2016年7月より、岩手大学を代表機関とする文部科学省科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)に連携機関として参加しています。

主な事業としては、共同実施機関である岩手大学、弘前大学、一関工業高等専門学校、農研機構東北農業研究センター、株式会社ミクニの女性研究者との交流はもとより、女性研究者の研究力向上支援、女性研究者採用・上位職登用の推進、さらに研究者をめざす女子学生に対する裾野拡大の機会を設けること、などです。

八戸高専も、今年度、4名の女性研究者に対して他機関の女性研究者との共同研究のための研究費を助成しています。

八戸高専の女性研究者たち

八戸高専OGのロールモデル