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Creating My Own Path

八戸高専の女性研究者たち

阿部 恵(総合科学教育科 教授)総合科学教育科 教授
阿部 恵 Megumi Abe

外国語教育•第二言語教育が専門で、英語を第二言語とする学習者のアカデミックライティングの研究に興味がありました。しかし、工学系の学生に教えるようになり、学生の英語学習意欲・英語カや異文化理解力の向上の必要性から、現在は海外派遣などへの参加学生の外面的・内面的変化に関する調査研究を行っています。

本校では国際交流センター長として、海外で活躍できる技術者育成に向け、海外の大学等とネットワークの構築に力を入れています。国際交流事業の申請、プログラムの企画 ・ 立案・推進、海外の教育機関との交渉などを行っています。また、高専機構の国際交流センターのプロジェクト長として、国立高専51校の国際交流事業を推進する立場にあります。グローバル高専の事業統括者として、東北・北海道地区高専の国際交流活動を推進しています。 国立高専全体のグローバル・エンジニア育成やグローバル教育力を備えた教職員育成に、微力ながら貢献できることに感謝しています。

国際交流活動の参加学生の多くが海外に目を向けるようになり、学生の人間力や国際力が向上しています。学生が地域社会や国際社会に関心を持ち、キャリア選択が海外にも広がるなど、国際交流事業の成果を嬉しく思うとともにやりがいを感じています。

英語教育においては、 国立高専機構の高専カリキュラム検討WG英語部門の委員として、全国共通カリキュラムの設定に携わっています。また、全国高等専門学校英語教育学会の理事として、全国の英語教員との連携も図っています。そのほか、国立高専機構のFDなど企画部部門委員として、教員のスキルマップ作成にも携わっています。

My Career

結婚直後に夫を日本に残し、 ロータリー財団の奨学生としてアメリカの大学に編入しました。オハイオ州立大学の博士課程前期に長男を出産。当時、大学院で学びながら、リサーチアシスタントや日本語の非常勤講師をしました。デイケアセンターに預けながらの子育てでした。論文完成の時期には、長男を実家に預け、長男は青森、夫は東京、私はアメリカ、という生活が1年程続きました。

東京で長男が保育園に入れず、地元就職を検討し、八戸高専に採用になりました。その後、長女を出産。掃除などをヘルバーに頼みましたが、海外出張が多くなり、今は両親と同居して仕事を続けています。

My Work-Life Balance

趣味は琴演奏、国宝巡り、スキーです。しばらく休んでいたジョギングを日課にするのが今の目標です。出張が多いので、オフの時間はなるべく自宅で過ごすようにしています。 子ども達が小さい頃は、家族旅行などによく出かけましたが、最近は家族で俳句や料理など、自宅で一緒に過ごすことが多くなりました。