AR技術を利用した電磁界可視化手法に関する研究成果が Transactions on Electromagnetic Spectrum 誌に掲載されました
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電磁界は目に見えないためその空間分布を把握するためには可視化が重要です。これまでの研究では電磁界分布を3次元的に表示するために、複数の2次元分布を横に並べたり等高線を表示したりという手法が取られていました。近年AR技術が急速に普及し、回路基板上や蛍光灯周辺の電磁界分布を3次元的に表示する方法が報告されています。AR技術では通常、幾何学模様が描かれたARマーカーが必要ですが、測定領域内の特徴点をマーカーとして利用することで、特別なマーカーがなくてもARオブジェクトを表示することが可能です。本研究では磁界測定器の特徴点をARマーカーとして利用し複数の端末上で電界分布を同時に可視化する手法を紹介しています。この測定方法は被ばく評価目的だけでなく、電磁界分布の学習用教材としても有効です。
DOI: 10.5281/zenodo.7699860
https://tesjournal.com/index.php/home/issue/view/5
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電気情報工学コース 佐藤 健 <satok-e@hachinohe-ct.ac.jp>