令和4年12月2日(金)に第1回 北東北地区大学高専交流会が岩手大学にて開催され、機械システムデザインコース2年 上野 晴奈さん(指導教員:井関 祐也准教授)が優秀賞を受賞しました。
本交流会は北東北地区の大学高専の学生及び教員が学術交流を深めることを目的としたもので、八戸高専、弘前大学大学院理工学研究科、秋田大学大学院の国際資源学研究科と理工学研究科、一関高専、秋田高専との間で新たに組織されました。
口腔がんは発生箇所に応じて数種類に分類されますが、最も患者数が多いのが舌がんです。舌がんの主要な治療方法は手術であり、舌部切除によるQOLの低下が問題視されています。このような背景から上野さんは舌を切除せずに治療することを目的とする新たな治療装置の開発を行っています。本交流会では、3Dの人体モデルを用いたコンピュータ・シミュレーションによって,提案する装置の可能性を検討しました。
今後は、より効率的にがんを治療するための装置の改良や、より詳細に人体の生理作用を考慮したコンピュータ・シミュレーションを行っていきます。