中村雅徳教授らの国際共同研究プロジェクトチームが新たな成果を発表しました
カテゴリ:事務局
図:M87ブラックホールの観測画像(左)と理論画像(中央・右)。(左) 2018年(上)と2017年(下)に行われたEHTの観測で得られたM87ブラックホールの画像。(中央) 2つの異なる時間における一般相対論的磁気流体力学(GRMHD)シミュレーションに基づく画像。(右) 中央の画像をEHTの解像度に合うようにぼかした画像。(画像クレジット:EHT Collaboration)
史上初のブラックホール画像が公開されてから6年が経ち、総合科学教育科中村雅徳教授が参加している国際共同研究プロジェクトチーム「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)・コラボレーション」は新たにM87銀河の中心にある超大質量ブラックホールの理論解析結果を発表しました。本研究は2017年と2018年の観測データを組み合わせることで、事象の地平線近くを周回するガスの構造と運動状態に関して新たな知見が得られました。本研究成果は、2025年1月22日付で欧州の天文学専門誌「Astronomy and Astrophysics」に掲載されました。
詳細情報:
●論文タイトル: "The persistent shadow of the supermassive black hole of M87. II. Model comparisons and theoretical interpretations"
●著者: Event Horizon Telescope Collaboration et al.
●DOI: 10.1051/0004-6361/202451296 https://www.aanda.org/10.1051/0004-6361/202451296
関連リンク: 詳細はEHT-Japanプレスリリースをご覧ください
https://www.miz.nao.ac.jp/eht-j/c/pr/pr20250122
お問い合わせ先:
八戸工業高等専門学校総合科学教育科 教授
台灣中央研究院天文及天文物理研究所客員研究員
E-mail: nakamrms-g◎hachinohe-ct.ac.jp
(◎を@に変えてください)