中村雅徳教授らの共同研究グループによる論文が国際学術雑誌に掲載
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総合科学教育科の中村雅徳教授(台湾中央研究院天文及天文物理研究所客員研究員)らの共同研究グループが執筆した学術論文が、天体物理学分野において高いインパクトファクター(IF: 27.8, 2023年)を誇る Astronomy & Astrophysics Review に掲載されました。本論文は、M87銀河中心に存在する超大質量ブラックホールに関する50年以上にわたる観測と理論的研究をレビューし、今後の進展に向けた展望を示しています。
2019年にM87超大質量ブラックホールのシャドウが初めて撮像された際、世界中で大きな注目を集めました。本研究グループは、ブラックホールへの質量降着と相対論的ジェット形成に焦点を当て、グループメンバーらの研究成果を含めた知見を体系的にまとめるとともに、次世代の天文学技術と理論が解決し得る課題についても論じています。
詳細情報:
・論文タイトル: M 87: a cosmic laboratory for deciphering black hole accretion and jet formation
・著者: Kazuhiro Hada, Keiichi Asada, Masanori Nakamura, Motoki Kino
・DOI: 10.1007/s00159-024-00155-y
・雑誌名: Astronomy & Astrophysics Review (Springer Nature)
お問い合わせ先:
八戸工業高等専門学校総合科学教育科
中村雅徳 (nakamrms-g@hachinohe-ct.ac.jp)