令和5年度第4回教員基礎研修を開催しました
カテゴリ:事務局
7月26日(水)本校では、令和5年度第4回目となる「教員基礎研修」が行われました。この研修は、今年度採用された教員を対象とした初任者研修で、本校の先輩教員が講師を務め、高専教員として必要な様々なテーマを設けて、4月から実施しています。
第4回目となる今回は「授業力向上」、「クラス担任の業務及び特活の計画と運営」、「キャリアと学習支援」をテーマに、新任教員3名が参加しました。
はじめに、学生の授業評価アンケートにおいて5年連続で最優秀賞となった教員に与えられるディスティングイッシュト ティーチャーの称号を持つ菊地康昭教授が「授業力向上」をテーマに講義を行いました。菊地教授からは、称号が与えられた経緯と平成12年度からの教育改革について、さらに、専門基礎科目である有機化学の授業改善への取り組み、現在行っている一般化学における授業への取り組み、さらに授業における学生の状況の把握の仕方について説明がありました。
次に、第1学年主任の齋麻子准教授が「クラス担任の業務及び特活の計画と運営」をテーマに講義を行いました。齋准教授からは、担任業務は「担任のしおり」を基本に、まわりの教員に聞きながら一人で抱え込まないことが大事、とのアドバイスがあり、朝のSHR(ショートホームルーム)前に第1学年の担任が集まって情報共有を行っていることや特活での学生同士の交流が広がるような工夫した取り組みについて紹介がありました。
最後に、沢村利洋キャリア教育・学習支援センター長が「キャリアと学習支援」をテーマに講義を行いました。沢村教授からは、キャリアセンター業務の2つの柱である「学習支援」と「進路支援」について、①学習支援の重要性、②メンター制度や基礎学習セミナーなどの学習支援事業内容と効果、③学年別キャリアデザイン行動指針に則った学年別キャリア説明会を始めとするキャリア支援事業、④進学支援事業、⑤他部署との連携体制と年間スケジュールについて、データを交えながら具体的な説明を行いました。


