東北大学流体科学研究所,オーストラリア国立大学との共同研究が取り上げられました
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7月13日に東北大学流体科学研究所、オーストラリア国立大学、本校の古川琢磨助教の共同研究が日刊工業新聞に掲載されました。共同研究では、微量の衝突噴流を当てることで機器等の冷却に使われる自然対流の伝熱性能を向上できることを実験的に示しました。
自然対流は外部エネルギーを必要せず、発電所やプラントの機器冷却に使用されています。しかしながら、効率的な排熱には大規模な空間を必要とするため、小型機器冷却への応用は困難でした。これまである特殊な条件で自然対流が共鳴し、伝熱促進が出現すると理論的に予測されていました。本研究では高温板に生じる自然対流に対して衝突噴流を当てることにより、人工的に自然対流の共鳴現象の出現を加速することを明らかにしました。本共鳴効果の促進によって、自然対流を応用した小型機器冷却の高性能化に繋がると考えられます。
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP613972_W1A700C2000000/