SDGsとキャリアに関する出前授業を実施しました
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6月4日(金)に、八戸市立第二中学校において八戸高専の出前授業が実施されました。これは中学校の総合的な学習の時間の一環として、生徒自身に将来の進路を考えてもらうおうと、中学生が学習中のSDGsの観点を切り口としたものです。担当した戸田山教授は、具体的な取り掛かりとして、3点の書籍『食べるとはどういうことか:世界の見方が変わる三つの質問』、『気温が1度上がるとどうなるの? 気候変動のしくみ: 地球の未来を考える』、『文系と理系はなぜ分かれたのか』を紹介。各自に、SDGsのゴールの中で最も気になるものを選んでもらい、同じ選択をした他の生徒と話し合うというワークショップを導入しながら、未来の生き方を考えるきっかけとなるようにしました。「食べる・食べられる」ことがテーマのピーター・ラビットの絵本の作者は、若い頃は本格的にキノコの研究していたことを紹介して、理系にとっても文系の観点が、文系にとっても理系の知識が重要であることが説明されました。事前に得ていた将来の希望に合わせて、実現するためにはどのような勉強が必要かをアドバイス。趣味の釣りができる生き方をするためには、海の環境を守ることが大切であると、生徒たちと確認しました。なお、この出前授業は、JSTの女子中高生の理系進路選択支援事業の一つとして実施されたものです。