八戸工業高等専門学校には、北辰寮と呼ばれている学寮（約450名収容可）があります。

　この学寮は、主に遠方等の通学が困難な学生のために、一定の基準により選考を行い入寮を認めています（全寮制は平成29年度より廃止されました）。

　学寮は、大きく一般寮（男子寮・女子寮）と混住型国際寮（留学生が各ユニットに1名以上居住）に分かれています。一般寮は複数人部屋（ユニットリーダーは個室）、混住型国際寮は全室個室です。

　寮生活は、人格的自立を促進し社会生活への適応性を養うことを目的として実施され、寮生の指導には各ユニット毎に配置された担当教員が日常的な指導を行うとともに、全教員が輪番で宿直に当たります。

　また4・5年生および専攻科生の模範的な寮生から選ばれたユニットリーダー・サブユニットリーダーが低学年生の相談役として同じユニットに住み、同じ日課で生活しています。

　学寮には、寮生が寮生活を自律的に運営するため、寮生会が組織されております。寮の環境整備、リサイクル活動、ボランティア活動等を行うとともに、寮祭、寮内球技大会など楽しくて有意義な活動を行っております。

　寮名「北辰寮（ほくしんりょう）」は、論語の「北辰（北極星）その所に居て、衆星之に向かふ」から引用し、昭和39年5月15日　八戸高専初代校長　小出義雄先生が『北辰寮』と命名しました。

北辰寮入口

北辰寮（ほくしんりょう）