10月9日(木)、八戸高専では専攻科1年生を対象に「知財セミナー」を開催しました。午前・午後にわたって行われた本セミナーでは、エンジニアリングデザインⅡの授業の一環として、知的財産に関する基礎知識や実践的な考え方を学びました。
前期(4月~7月)には、地域ニーズをテーマに複数の外部講師による講義(エンジニアリングデザインⅠ)を受講しており、後期からは課題解決型の活動が本格的にスタートします。これに伴い、情報の引用における注意点や、研究成果が特許に繋がる可能性がある場合の申請方法などについて、弁理士・角田世治先生よりご講演いただきました。
午後のグループワークでは、特許情報プラットフォームを活用した先行技術調査を行った後、マスクや扇風機など身近な道具の改善点を話し合い、解決策を考えて新たな商品として提案するという「発明のプロセス」を体験しました。
この取り組みを通じて、学生たちは「発明は特別な人のもの」という先入観を払拭し、日常の中のひらめきが特許につながる可能性を実感することができました。
■角田弁理士による知財セミナーの様子
■グループごとにアイデアを発表する専攻科生
専攻科1学年対象「知財セミナー」を実施しました