6月7日(土)、本校において『八戸工業高等専門学校大研究(体験授業・見学会)』と題したイベントが行われました。このイベントは、八戸市水産科学館が主催する"マリエント「ちきゅう」探検クラブ"の6月企画として実施されたもので、ジュニア会員(幼児~中学3年生)約50名を中心に、同行した家族、マリエント指導者を含め約80名が化学実験や施設見学に参加する大盛況のイベントとなりました。
はじめに土屋校長から、過去3回にわたり南極地域観測隊として経験した現地での生活や自然環境、専門分野である地質の研究調査について、実際に採取された「南極の石」の標本などを示しながら、分かり易く時に笑いを交えながら説明され、参加者は目を輝かせて聞き入っていました。
その後、参加者は学生の手ほどきを受けながら、「ペットボトル顕微鏡を作ってみよう」、「流れの不思議」の2つの体験講座を受講し、それぞれ予定時間をオーバーするほどに盛り上がり、実験を楽しんでいました。
実験終了後は、仲良くなった「お兄さん・お姉さん」学生の案内で、各コースの実験室を見て回ったほか、テクノセンターやものづくりセンター、国際寮なども屋外から見学し、高専の施設・設備に興味をもっていたようでした。
最後に、本校の研究成果物のひとつであり、縄文遺跡から採取された酵母を使ったグリッシーニタイプのパン等がお土産として配られ、参加者は歓声を上げて喜んでいました。
閉会式後は、「南極の石」に手を触れたり耳を当てて何かを聞き取ろうとする参加者や、土屋校長に握手を求める参加者もおり、今回の体験授業・見学会を心から楽しんでいたようでした。
なお、終了後のアンケートでは、講座内容について「充分満足した」・「満足した」が90%を超えたほか、「工学に対して興味がわいた」との回答が87.8%、自由記述欄では「学生の声が直に聞けてよかったです」、「南極に行ってみたくなりました」、「思っていた以上に学校のことを知ることができて、とても満足しています」などの記載があり、本校にとっても実り多いものとなりました。
南極のお話
ペットボトル顕微鏡をつくってみよう
流れの不思議~マーブリングアート
南極の石に触ってみよう
みんなで記念写真!