本校教員が日本ハイパーサーミア学会優秀論文賞を受賞しました
カテゴリ:受賞・表彰
機械システムデザインコースの井関祐也准教授が、2019年9月6日(金)~9月7日(土)に開催された日本ハイパーサーミア学会第36回大会において「磁性体ナノ粒子を併用した際のRF容量結合型加温装置における加温特性」と題する原著論文に対して優秀論文賞を受賞しました。。
井関准教授は2016年にも同賞を受賞しており2度目の受賞となりました。
本研究論文は、国内の癌温熱療法に広く用いられているRF容量結合型加温装置に、MRIの造影剤などに用いられる磁性体ナノ粒子を併用した際の温度特性についてコンピュータ・シミュレーションおよび実験の両面から考察したものです。近年、磁性体ナノ粒子の癌治療への応用が注目されており治療効果の向上が見られたとする医学系論文が散見されるようになってきています。本論文では工学の立場からその有効性についてまとめており、癌温熱治療の新たな研究展開に貢献するものと期待されています。