中村 雅徳 Nakamura Masanori [博士(理学)]
総合科学教育科 教授
専門分野
- 天体電磁流体力学Astrophysical Magnetohydrodynamics: MHD
- 高エネルギー天体物理学High Energy Astrophysics
写真
研究課題
- 宇宙ジェットに関する理論的研究
Theoretical Study of Astrophysical Jets - 超大質量ブラックホール(BH)と母銀河の共進化における活動銀河中心核(AGN)ジェットの役割
A Role of AGN Jets in the Co-evolution between Supermassive Black Holes and Host Galaxies
研究シーズ
超大質量BHのごく近傍から噴出していると考えられているAGNジェットは、光速度近く(>0.99c)にまで加速されたプラズマ流であり、その伝播スケールは母銀河を凌駕する。M87銀河のBH影を撮像したEHTプロジェクトのメンバーとして、M87ジェットの発生機構や母銀河の進化への影響を数値シミュレーションと多波長電波観測を用いて研究している。我々の住む天の川銀河の中心核は1千万年ほど前、活動的でジェットを噴出していた可能性があり、その解明にも取り組んでいる。
研究のキーワード
活動銀河中心核,ブラックホールジェット,数値磁気流体力学