JT号(1993〜96年度)

JT号とは

JT号は、本校自動車工学部が初めて製作したマシンで、1993年度の初出場以来、毎年改良を重ね、1996年度まで4大会に出場しました。安全性と信頼性を第一に考えて設計したため、車体が重いのが難点でしたが、信頼性の高さは狙いどおりで、毎大会完走を果たし、1995年度にはリッターあたり379kmの記録で、グループX(短大・高専クラス)で7位に入賞してくれました。

しかし翌年の1996年度に行った改造は大失敗に終わりました.しかも、元の状態に復旧するのはほとんど不可能という有様だったため、この年限りで引退となりました。今から振り返ってみると、1995年度型をベースに地道に各部の改良を続けていけば、1995年度の記録を更新するのが2001年度までお預けになるようなことはなかったと思われ残念でなりません。

なお、JT号の名前はJoyfull Time」に由来し、ドライバーに運転を楽しんでもらいたいとの気持ちが込められていました。某煙草メーカーが当時盛んに流していたコピーと同じですが、幾ら顧問や設計者が愛煙家だったとは言え、それに由来したものではありません(?)。

JT号の外観

完成したばかりのJT号(1993年2月、校内にて)

フレームは、ステンレス鋼四角管(外径16mm×16mm、肉厚1mm)の溶接構造。ただし、バンでの輸送を考慮して、後輪支持部は分割されています。

FRP製のカウルを装着したJT号(1995年9月、第15回大会にて)

大会成績

注.1995年度は雨中走行。

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